my sweet love〜third〜



「柚明日検診だからね
忘れず来てね」



「あ、うん
あれ?そう言えば悠の検診今日だよね?」


「あぁ。さっきやって来たよ」


「午後じゃなかったんだ
あの時間だから午後だと思ってた」


「ギリギリ午前のラストに入れてたんだ
悠最近調子良いから早く終わったよ」


「そっかぁ
良いことだね!」


「あぁ俺も嬉しいよ」



こうやって龍に喜んでもらえる日は
わたしには来るのかな…







「おーい柚?」



「あっなに?」

「やっぱ今日変だぞ
なんかあったのか?」


「何にもないよ?」

「何か不安なこととかあるなら
俺話きくよ?」


「何かって訳じゃないよ…ただ…」


「ただ?」


「ただ、最近少し不安になったの
私はみんなと同じように実習とか終えて
卒業して、看護師になれるのかなって」



「ゆず…」


「そのうち龍に体力的にもうって
言われちゃうんじゃないかって…
自分でもそういう未来が見えそうで…
って、こんなこと言ってても
どうにもできない現実なんだけどね」



「柚。これは話そうか迷ってたんだ
でも、こうして柚が悩んだ時
話してあげることがいいと思って
今までずっと話さなかったことがある
それを今、話してもいいか?」






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