my sweet love〜third〜



医局に戻ると荘が居た


「柚どう?」


「少しはご飯食べれて良かった
ただ、熱が9度2分まだ上がってて
解熱剤注射したいんだけど
副作用の関係で本人が嫌がってて…
これ以上上がるようなら入れるって伝えた
眠れてるだけまだマシかな…」



「副作用考えると辛いよな…
かと言ってこのまま高熱続くと
他のところに影響が出て来るもんな」



「あぁ。無菌室にいるとはいえ
心臓にも悪い上に柚の弱い体で
何が起こるか俺も想像出来ないよ」



「一晩様子見って感じだな…」



「あぁ。なるべく俺が何度か見に行くから」



「分かったよ
でもちゃんと寝ろよ」


「ありがと
あ。そうだ、柚の両親に連絡するから
しばらく席外すわ。
その間何かあれば対応頼んだ。」


「任せて。ゆっくり話して来い」




荘に背中を押され
俺はまた屋上に足を運んだ







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