my sweet love〜third〜
カルテを簡単に整理して
夕飯の時間の病棟に顔を出した
コンコン
ガラッ
柚の夕飯を手に病室に入ると
少し顔色が良くなった柚がいた
「今日は遅くなってごめんね
夕飯持ってきたよ」
「おつかれさま」
「お昼荘が来てくれたんでしょ?
熱少し下がって食べれたって聞いたよ」
「少し楽になったよ」
と言いつつ…
顔色は良いものの声に覇気はないし
体も沈んで辛そう…?
「柚ちょっと辛そうだけど…
熱はすこし下がったけど
他に辛いとこある?」
「んー…ちょっと…」
バツの悪そうな顔で
視線を俺から外した柚
「どした?言ってごらん」
「怠さが強くて…あたまも…すこし」
「辛くなってきたのいつくらいから?
お昼荘が来てくれた時は?」
「まだ大丈夫で…
一回寝た後辛くなって…」