my sweet love〜third〜



「飲み終わった?
気分悪かったりしないかな」

「うん」


「よかった
ちょっと音聴かせて貰っていい?」


小さく頷いたけど
ボタンを開ける力は残ってなくて
俺が開けて音を聞いた




うーん…やっぱり良くは無いな

今回喘息が落ち着いてくれてる事が
唯一の救いだな…




「うんありがとう
落ち着いてるから大丈夫だよ」


頷く柚の目は眠そうで
頑張って起きてようとしてる


「眠いでしょ?眠っていいよ」


「もう少し…はなしたい…」


「もう少し良くなったら
たくさん話せるから今は休もう?
何かあったらすぐに
ナースコールしていいから安心して」



納得していない表情だけど
布団をかけてさすっていると
ずっと眠りについた


体力が落ちすぎて
自分の意思で起きていられないな


頭痛を改善させるために
少し点滴を変えて
荘に言われた通り荘の所へ帰るか。








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