my sweet love〜third〜



「じゃあありがとうな
今日はちゃんと家で寝るよ」


「あぁちゃんと飯食ってて安心したよ
また明日病院でな」


「龍も風邪ひかないようにね!
柚によろしく」




ご飯を食べて荘の所を後にして
家に帰って来た




やっぱり柚のいない家は静かで
虚無感を増大させる…




プルルルルルプルルルルル

突然なった電話を取ると
当直で残っている先輩医師だった

「もしもしお疲れ様です」


『お疲れ様
あ、まず呼び出しじゃないから安心して』


「良かったです
何かありました?」


『柚ちゃんなんだけどさ
熱がまた少し上がって来てるんだ
今さっき8度8分まで上がってて
起きてはないけど
いつ起きちゃうか分からない
熱少し下がったから解熱剤
減らしてたみたいだけど
元の量に戻していいか?』


「はい戻して大丈夫です」

戻ろうかな…


『それ以外は落ち着いてるから
今日はゆっくり休め
看護師が今冷やしてくれて
目がさめる感じもないから』


「なんでもお見通しですね…
はい。よろしくお願いします
今日は家でおとなしく休みます」


『明日の朝少し早くきて
様子見ればいいよ』


「わかりました。ありがとうございます!」


『あぁ。てことでじゃあまた明日な』


「はい失礼します」



何かあったのかと思ったけど
何もなくてよかった。





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