my sweet love〜third〜



先輩からの電話で心配しつつも
体は疲れに正直で
気がつくとぐっすり眠っていて
目覚ましの音で目が覚めた



熱のこともあるし
今日はいつもより1時間早く出勤する




昨日覇瑠に持たされた昨日の残り物を
朝から贅沢に食べてから
当直の準備をして出発した






病院について着替えると
医局で昨日電話をくれた先輩医師に
声をかけられた


「長谷川やっぱり早く来たんだな」


「はい心配で…
昨日は電話ありがとうございます」


「あぁ。結局一晩眠ってたよ
目が覚めた連絡はまだ来てないよ
3時ごろかな他の患者さんの呼び出しで
近く通ったから覗いたら
8度まで下がってくれてたよ」


「あ。了解です
ありがとうございます」


「はいよー早く行ってあげな」


先輩に背中を押され
柚の病室へ入ると
俺の開けた扉で起こしてしまった








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