my sweet love〜third〜
「柚きついね
すぐ薬入れるからねもう少し」
ガラッ
「失礼します」
「ありがとう
すぐに入れるよ」
「はい」
「柚薬入れるよ
よし。大丈夫だよ
すぐ痛み引いてくるからね」
「柚ちゃん大丈夫だよ
すこーしずつ楽になるよ」
看護師さんも柚を支えながら
側にいてくれて
2人で声をかけ続けて少しして
ようやく落ち着き始めた
「少し落ち着いてきたかな
まだゆっくり呼吸続けよっか
焦らなくていいから」
「長谷川先生
私一度戻って汗拭くものと氷枕持ってきます」
「ありがとうお願いします」
かなりぐったりしてしまった柚を
看護師さんと汗を一通り拭いて
氷枕を新しくして病室を後にした