朱莉さんの不可解な一週間
土曜日 13:45
『今日、6時でいい?』
鳴った携帯に出た直後に聞こえてきたテンションの高い声に、寝起きのあたしが眉を顰めた事を電話の向こうのくるみは知らない。
だけど。
「……何が?」
聞き返したその声が、バカにも分かるくらいに寝起きの所為でしわがれてたから、バカのくるみにも理解出来たらしい。
『は!? 朱莉、寝てたの!?』
何で「は!?」なのか分かんない、「は!?」を繰り出したくるみは、
『何時だと思ってんの!?』
鳴った携帯に出た直後に聞こえてきたテンションの高い声に、寝起きのあたしが眉を顰めた事を電話の向こうのくるみは知らない。
だけど。
「……何が?」
聞き返したその声が、バカにも分かるくらいに寝起きの所為でしわがれてたから、バカのくるみにも理解出来たらしい。
『は!? 朱莉、寝てたの!?』
何で「は!?」なのか分かんない、「は!?」を繰り出したくるみは、
『何時だと思ってんの!?』