朱莉さんの不可解な一週間
そのテンションを変えない。


朝までどうしても眠れなかったから今が仮令(たとえ)昼を過ぎてたとしてもまだまだ寝不足なあたしは、そのくるみのテンションに溜息を吐いた。


「疲れてんの」

『え!? 病気!? 病気なの!?』

「疲れてるって言ってんでしょ。病気って一言も言ってないでしょ」

『なら、今日来れるよね? いつもの居酒屋』

「何で今日の事を今日連絡してくんのよ!?」

『だって一葉に聞いたでしょ? 一葉昨日、朱莉のトコ行くって言ってたし』

「……」

『聞いてたんでしょ!?』
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