いつか淡い恋の先をキミと
そんな簡単に呼べるわけない。


だって私あなたたちのこと何も知らない。


向こうが私のことを一方的に知ってて、自分だけが何も知らないというこの状況が物凄く怖い。


怖くてたまらない。


思い出したい。


でも思い出せない。


過去のことを思い出そうとすると、激しい頭痛に襲われることを知ったこの数日間。


まるで身体が記憶を思い出そうとすることを全身で拒んでいるようで、私なそれに逆らえない。


従うしかない。


傷付きたくない。


でも不安でいっぱいなままも嫌で嫌で。苦しくてたまらなくて。


どうしたらいいのかわからない毎日をこうしてずっと過ごしている。


何も考えたくない。でも考えてしまう。


そんな『負の連鎖』
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