いつか淡い恋の先をキミと
「くるみ、今日は機嫌いいね?」
「ん?あたし?」
「うん、さっきから鼻歌歌ってるし」
「嘘、無意識だった!」
授業と授業の間の10分休みに、響子からそう言われて理由がちょっとわかるだけに恥ずかしくなった。
「なんかあったの?」
「ううん、何にもないよ!」
「そう?」
「うん!」
「そっか、ねぇ、トイレ行かない?」
それから響子とトイレに行き、四限目の授業が始まった。
四限目が過ぎてからはこれまたいつものように六人で駄弁ったりして瞬く間に放課後を迎えた。
そしていつもは六人で一緒に帰ったりしていたけど、今週一週間はあたしが週番の為、みんなには先に帰ってもらった。
週番の仕事は結構面倒で、授業が終わる度に黒板を消して換気をして、放課後は黒板の下の受け皿を洗いに行って週番日誌を書いて、最後は窓とドアの鍵を閉め職員室に持って行けば終わり。
手順を頭で確認しながらまずは黒板のチョークの粉の受け皿を洗いに行った。
戻った頃には教室の人数がさっきよりも減っていて、ざっと見た感じで10人くらい。
そして人口密度の小さくなった教室で週番日誌を書き始めた。
今日の日記の欄には13行ほど色々と書かなくちゃいけなくて、それが意外としんどい。
何を書いたらいいのかわかんなくて、困る。
一年生の時はみんな自己紹介とかを書いていたけれど、二年生に進級して自己紹介は流石にしていないことがこのクラスが変わってからの二ヶ月の間に週番をした人たちの日記で分かった。
「ん?あたし?」
「うん、さっきから鼻歌歌ってるし」
「嘘、無意識だった!」
授業と授業の間の10分休みに、響子からそう言われて理由がちょっとわかるだけに恥ずかしくなった。
「なんかあったの?」
「ううん、何にもないよ!」
「そう?」
「うん!」
「そっか、ねぇ、トイレ行かない?」
それから響子とトイレに行き、四限目の授業が始まった。
四限目が過ぎてからはこれまたいつものように六人で駄弁ったりして瞬く間に放課後を迎えた。
そしていつもは六人で一緒に帰ったりしていたけど、今週一週間はあたしが週番の為、みんなには先に帰ってもらった。
週番の仕事は結構面倒で、授業が終わる度に黒板を消して換気をして、放課後は黒板の下の受け皿を洗いに行って週番日誌を書いて、最後は窓とドアの鍵を閉め職員室に持って行けば終わり。
手順を頭で確認しながらまずは黒板のチョークの粉の受け皿を洗いに行った。
戻った頃には教室の人数がさっきよりも減っていて、ざっと見た感じで10人くらい。
そして人口密度の小さくなった教室で週番日誌を書き始めた。
今日の日記の欄には13行ほど色々と書かなくちゃいけなくて、それが意外としんどい。
何を書いたらいいのかわかんなくて、困る。
一年生の時はみんな自己紹介とかを書いていたけれど、二年生に進級して自己紹介は流石にしていないことがこのクラスが変わってからの二ヶ月の間に週番をした人たちの日記で分かった。