いつか淡い恋の先をキミと
私が見つめてる響子ちゃんの瞳が何を考えているのか全く分からなかった。
気が付けば悠実ちゃんが後ろに立っていて、多分さっきよ私と響子ちゃんの会話を聞いていたんだろうけど目が合っても何も言わなかった。
言わないことが言えないことだと気が付いていたら未来は変わっていたのだろうか、そんなことを考えてしまう。
だけど響子ちゃんの言う通りに、私の信じたいことだけを信じてみるのもいいかもしれないと感じたのは確か。
何をどうすることも出来ない私は信じたいことだけを信じて、周りに身を任せていれば大丈夫なのだと、凄く無責任なことも考えていた。
「教室に戻ろうか」
そんな悠実ちゃんの声で3人で教室へ戻れば、そこはもう私が最初に教室に入る前の状態だった。
陽平くんたちの元へ行けば、
「俺の昨日の夜飯、パセリと長細い大根だけだったんだぜ」
拓哉くんがそんな話をして場を盛り上げてくれる。
私が立ち聞きしてたような話が行われていた様子など全くなく、
「あんた、それ嘘でしょ」
夏休みに一緒に遊んでいたような、
「嘘じゃねぇんだってば!本当にパセリと大根だったの!」
その場で笑って、
「いや、響子の言う通り嘘だろ」
話をきいて、
「違うってば!昨日夜飯、刺身だったの!それで俺が食べる時にはパセリと大根しか残ってなかったの!」
また笑って、
「それは災難だったな」
過ごしていればいいだけの空間が訪れた。
気が付けば悠実ちゃんが後ろに立っていて、多分さっきよ私と響子ちゃんの会話を聞いていたんだろうけど目が合っても何も言わなかった。
言わないことが言えないことだと気が付いていたら未来は変わっていたのだろうか、そんなことを考えてしまう。
だけど響子ちゃんの言う通りに、私の信じたいことだけを信じてみるのもいいかもしれないと感じたのは確か。
何をどうすることも出来ない私は信じたいことだけを信じて、周りに身を任せていれば大丈夫なのだと、凄く無責任なことも考えていた。
「教室に戻ろうか」
そんな悠実ちゃんの声で3人で教室へ戻れば、そこはもう私が最初に教室に入る前の状態だった。
陽平くんたちの元へ行けば、
「俺の昨日の夜飯、パセリと長細い大根だけだったんだぜ」
拓哉くんがそんな話をして場を盛り上げてくれる。
私が立ち聞きしてたような話が行われていた様子など全くなく、
「あんた、それ嘘でしょ」
夏休みに一緒に遊んでいたような、
「嘘じゃねぇんだってば!本当にパセリと大根だったの!」
その場で笑って、
「いや、響子の言う通り嘘だろ」
話をきいて、
「違うってば!昨日夜飯、刺身だったの!それで俺が食べる時にはパセリと大根しか残ってなかったの!」
また笑って、
「それは災難だったな」
過ごしていればいいだけの空間が訪れた。