すれ違い、この想い
「よっ!」
後ろからポンと叩かれ、振り向くと四年間クラスが同じだった『成瀬希望』(ノゾミ)がはじけるような笑顔で立っていた。
「蘭ちゃん蘭ちゃん。クラス表は見に行かなくていいの?」
「ほんとは蘭だって見に行きたいけど人が多すぎるし…あと、あそこで少し揉めてるような幼稚な奴らと一緒にされたくないしね」
「あはっ、酷いね蘭ちゃん」
希望にはどんな本音でも吐ける。
希望からも本音を聞かせてもらうし、お互いいい関係だと思っている。
「私クラス表見てくるから蘭ちゃん待っててー!」
そう言って希望は人混みに飲まれていった。
「うわー、人めっちゃいる!」
とつぜん後ろからした聞き覚えのある声に、おもわず私は振り向いた。
後ろからポンと叩かれ、振り向くと四年間クラスが同じだった『成瀬希望』(ノゾミ)がはじけるような笑顔で立っていた。
「蘭ちゃん蘭ちゃん。クラス表は見に行かなくていいの?」
「ほんとは蘭だって見に行きたいけど人が多すぎるし…あと、あそこで少し揉めてるような幼稚な奴らと一緒にされたくないしね」
「あはっ、酷いね蘭ちゃん」
希望にはどんな本音でも吐ける。
希望からも本音を聞かせてもらうし、お互いいい関係だと思っている。
「私クラス表見てくるから蘭ちゃん待っててー!」
そう言って希望は人混みに飲まれていった。
「うわー、人めっちゃいる!」
とつぜん後ろからした聞き覚えのある声に、おもわず私は振り向いた。