Some Day ~夢に向かって~
私達がやって来たのは、地元の神社。そう初詣。言い出しっぺは徹くん。
「忙しいのはわかるけど、どうしても悠と初詣がしたい。それも年が明けて、すぐに。これだけは俺、絶対に譲れない。」
年明け一番にお参りして、必勝祈願をしたい、それも2人で。
そう誘ってもらって、嬉しくないわけないし、私も絶対に行きたいと思ったけど、時間が時間だけに、両親の許可が下りるか・・・恐る恐るお伺いを立ててみると、意外にも一発OK。
終わったら、すぐに帰って来るようにとの、条件は付いたけど、お母さんのみならず、お父さんにも既に、挨拶してくれて、ウチの両親の信頼をガッチリ得てくれている徹くんの誠実な人柄の賜物だ。
私は徹くんと両親の両方に感謝した。
初詣は毎年来てるけど、夜中に来るのは初めて。結構人がいるのに、驚いた。
「もうすぐだぞ。」
参拝の列に並んでいると、隣の徹くんが、そう言って私を見る。
「うん。」
まもなく年が変わる。時計を見ながら、私達は心の中でカウントダウンをする。
(3、2、1・・・)
「明けましておめでとう、悠。」
「おめでとうございます、徹くん。」
午前0時、私達は新年の挨拶を交わす。周りでも一斉におめでとうの挨拶が飛び交う。
「今年もよろしくな。」
「はい、こちらこそ。」
年が明けて、最初に挨拶を交わす人が、徹くんであることが、何だか新鮮で、信じられなくて、でも嬉しい。
それから10分ほど並んで、年明けと同時の初詣は無理だったけど、私達は無事お参りを済ますことが出来た。
「何お参りしたの?」
本当は聞かなくてもわかってたけど、一応お約束のように聞いてみる。
「もちろん俺達の合格ともう1つ、来年からもずっと一緒に悠と初詣に来られますようにって。」
そう言うと徹くんは笑顔を見せた。
「うん、私もそうお願いしたよ。」
大学合格だけじゃなくて、もう1つのお願いも一緒だったのが、とても嬉しくて、私は徹くんの腕に抱きついた。
「悠、ずっと一緒にいような。」
そんな言葉のあと、私達にとって2回目の、そして新年初めてのキスが降って来た。
「忙しいのはわかるけど、どうしても悠と初詣がしたい。それも年が明けて、すぐに。これだけは俺、絶対に譲れない。」
年明け一番にお参りして、必勝祈願をしたい、それも2人で。
そう誘ってもらって、嬉しくないわけないし、私も絶対に行きたいと思ったけど、時間が時間だけに、両親の許可が下りるか・・・恐る恐るお伺いを立ててみると、意外にも一発OK。
終わったら、すぐに帰って来るようにとの、条件は付いたけど、お母さんのみならず、お父さんにも既に、挨拶してくれて、ウチの両親の信頼をガッチリ得てくれている徹くんの誠実な人柄の賜物だ。
私は徹くんと両親の両方に感謝した。
初詣は毎年来てるけど、夜中に来るのは初めて。結構人がいるのに、驚いた。
「もうすぐだぞ。」
参拝の列に並んでいると、隣の徹くんが、そう言って私を見る。
「うん。」
まもなく年が変わる。時計を見ながら、私達は心の中でカウントダウンをする。
(3、2、1・・・)
「明けましておめでとう、悠。」
「おめでとうございます、徹くん。」
午前0時、私達は新年の挨拶を交わす。周りでも一斉におめでとうの挨拶が飛び交う。
「今年もよろしくな。」
「はい、こちらこそ。」
年が明けて、最初に挨拶を交わす人が、徹くんであることが、何だか新鮮で、信じられなくて、でも嬉しい。
それから10分ほど並んで、年明けと同時の初詣は無理だったけど、私達は無事お参りを済ますことが出来た。
「何お参りしたの?」
本当は聞かなくてもわかってたけど、一応お約束のように聞いてみる。
「もちろん俺達の合格ともう1つ、来年からもずっと一緒に悠と初詣に来られますようにって。」
そう言うと徹くんは笑顔を見せた。
「うん、私もそうお願いしたよ。」
大学合格だけじゃなくて、もう1つのお願いも一緒だったのが、とても嬉しくて、私は徹くんの腕に抱きついた。
「悠、ずっと一緒にいような。」
そんな言葉のあと、私達にとって2回目の、そして新年初めてのキスが降って来た。