Some Day ~夢に向かって~
エピローグ
こうして、3年通った明協高校に別れを告げた私達は、遊びに、進学準備に、慌ただしい日々を過ごしている。
仲間の中で唯一人、進路が確定してなかった加奈は第一志望だった地元のY国大に見事合格。
「加奈、おめでとう〜。」
「加奈なら大丈夫だとは思ってたけど、それにしても、本当に凄いね。」
私と由夏の祝福に、加奈は
「ありがとう、2人が応援してくれたお陰。いい友達を持って、私は幸せ。」
なんて言って感謝してくれる。
「とか、なんとか言って、いざ大学入ったら『ゴメン、私、勉強忙しくて』とか言わないでしょうね?」
「そんなこと言うわけないじゃん。だから、仲間外れにしないで、ちゃんと誘ってよ。」
「もちろんだよ。それより、これで心置きなく、旅行行けるね。」
「うん、楽しみ。」
月末に一泊だけど、私達は伊豆に卒業旅行に行く予定。
徹くんは、向こうでの住まい探しなんかがあって、名古屋とこっちを慌ただしく、行き来している。
名古屋と言っても、大学があるのは市の中心部からは、だいぶ離れてるから、日帰りは結構キツいみたい。
「自動車の免許、取ってから向こうに行こうと思ってたけど、夏休みまでお預けだな。家は大学の近くで見つけたんだけど、静かでいい所だから、落ち着いたら、必ず来てくれよな。」
うわぁ、いよいよ徹くんの所へお泊りかぁ。ちょっぴり不安だけど、でもやっぱり楽しみ、だな・・・。
そうこうしているうちに、3月は瞬く間に、過ぎて行った。
仲間の中で唯一人、進路が確定してなかった加奈は第一志望だった地元のY国大に見事合格。
「加奈、おめでとう〜。」
「加奈なら大丈夫だとは思ってたけど、それにしても、本当に凄いね。」
私と由夏の祝福に、加奈は
「ありがとう、2人が応援してくれたお陰。いい友達を持って、私は幸せ。」
なんて言って感謝してくれる。
「とか、なんとか言って、いざ大学入ったら『ゴメン、私、勉強忙しくて』とか言わないでしょうね?」
「そんなこと言うわけないじゃん。だから、仲間外れにしないで、ちゃんと誘ってよ。」
「もちろんだよ。それより、これで心置きなく、旅行行けるね。」
「うん、楽しみ。」
月末に一泊だけど、私達は伊豆に卒業旅行に行く予定。
徹くんは、向こうでの住まい探しなんかがあって、名古屋とこっちを慌ただしく、行き来している。
名古屋と言っても、大学があるのは市の中心部からは、だいぶ離れてるから、日帰りは結構キツいみたい。
「自動車の免許、取ってから向こうに行こうと思ってたけど、夏休みまでお預けだな。家は大学の近くで見つけたんだけど、静かでいい所だから、落ち着いたら、必ず来てくれよな。」
うわぁ、いよいよ徹くんの所へお泊りかぁ。ちょっぴり不安だけど、でもやっぱり楽しみ、だな・・・。
そうこうしているうちに、3月は瞬く間に、過ぎて行った。