Some Day ~夢に向かって~
12月に入った。寒さは日一日と増し、私達の高校生としての時間もまた、着実に少なくなって行く。
最後の学期末試験も終わり、2学期も残りわずか。迫りくるセンター試験に向けて、今の私がやるべきことは、勉強、ただそれだけ。
そんなことはわかり切ってることなんだけど、私の胸の中には、大きな穴がポッカリ開いたままだった。
朝、学校に来て、席に座って、授業を受けて、お昼は学食でさっさと済ませて、寸暇を惜しんで参考書を開く。そして、午後の授業を受けて帰る。
ずっと1人、以前の私に戻っただけ。そして、それがあと何ヶ月か続くだけ。ううん、年が明けたら、もう学校になんか、ほとんど来なくなる。もうすぐ、終わり・・・でも加奈、本当にそれでいいの?
私はついに、1人の子に、声を掛けた。
「やっと来たね。」
遠慮がちに声を掛けた私に、その子はそう言って笑ってくれた。
明日は、久しぶりにお弁当を持って来よう。それを私がどこで食べられるかは、わからないけど・・・。
最後の学期末試験も終わり、2学期も残りわずか。迫りくるセンター試験に向けて、今の私がやるべきことは、勉強、ただそれだけ。
そんなことはわかり切ってることなんだけど、私の胸の中には、大きな穴がポッカリ開いたままだった。
朝、学校に来て、席に座って、授業を受けて、お昼は学食でさっさと済ませて、寸暇を惜しんで参考書を開く。そして、午後の授業を受けて帰る。
ずっと1人、以前の私に戻っただけ。そして、それがあと何ヶ月か続くだけ。ううん、年が明けたら、もう学校になんか、ほとんど来なくなる。もうすぐ、終わり・・・でも加奈、本当にそれでいいの?
私はついに、1人の子に、声を掛けた。
「やっと来たね。」
遠慮がちに声を掛けた私に、その子はそう言って笑ってくれた。
明日は、久しぶりにお弁当を持って来よう。それを私がどこで食べられるかは、わからないけど・・・。