Some Day ~夢に向かって~
しばらくすると、お母さんの声がして来た。
「唯、お買い物行くから、一緒に来てちょうだい。材料ちょっと足りなかったから。」
「え〜、せっかく悠ちゃん来てるのに。」
「何言ってんの。悠ちゃんはあんたに会いに来たんじゃないのよ。さぁ行きましょう。」
「は〜い。じゃ悠ちゃん、また後でね。」
しぶしぶ部屋を出ていく唯ちゃんの後ろ姿を見送る私達。
でも、お母さん達が、車で出ていくと、私達はこの広い家で、2人きりになった。その現実が急に意識されて、私達はぎこちない空気に包まれる。
「オフクロの奴、変な気、回しやがって・・・。」
「えっ?」
ボソボソつぶやいた徹くんの声が聞こえて、私は思わず彼の顔を見る。
ぶつかる2人の視線、そして次の瞬間、慌てて私達は視線を逸らす。
「悠。」
聞こえて来た声。その方を向くと、徹くんは私を見ず、まっすぐ前を見ている。
「俺達出会って、まだ半年だし、カレカノになって、せいぜい3ヶ月。受験があって、デートもまだ数えるほどしかしてない高校生だ。」
「うん・・・。」
「だけど俺、本気だから。」
「えっ?」
「本気で悠と一生、一緒にいたいと思ってるから。」
「徹くん。」
思わず私の顔は熱を帯びる。
「悠にも、そう思ってもらえるように、全力を尽くすから。」
そこで、徹くんは私を見た。
「何があっても、全力でお前を守るから。悠、好きだよ。」
そして、次の瞬間、私は徹くんの腕の中に、閉じ込められ、そして唇を重ね合わせていた。
「唯、お買い物行くから、一緒に来てちょうだい。材料ちょっと足りなかったから。」
「え〜、せっかく悠ちゃん来てるのに。」
「何言ってんの。悠ちゃんはあんたに会いに来たんじゃないのよ。さぁ行きましょう。」
「は〜い。じゃ悠ちゃん、また後でね。」
しぶしぶ部屋を出ていく唯ちゃんの後ろ姿を見送る私達。
でも、お母さん達が、車で出ていくと、私達はこの広い家で、2人きりになった。その現実が急に意識されて、私達はぎこちない空気に包まれる。
「オフクロの奴、変な気、回しやがって・・・。」
「えっ?」
ボソボソつぶやいた徹くんの声が聞こえて、私は思わず彼の顔を見る。
ぶつかる2人の視線、そして次の瞬間、慌てて私達は視線を逸らす。
「悠。」
聞こえて来た声。その方を向くと、徹くんは私を見ず、まっすぐ前を見ている。
「俺達出会って、まだ半年だし、カレカノになって、せいぜい3ヶ月。受験があって、デートもまだ数えるほどしかしてない高校生だ。」
「うん・・・。」
「だけど俺、本気だから。」
「えっ?」
「本気で悠と一生、一緒にいたいと思ってるから。」
「徹くん。」
思わず私の顔は熱を帯びる。
「悠にも、そう思ってもらえるように、全力を尽くすから。」
そこで、徹くんは私を見た。
「何があっても、全力でお前を守るから。悠、好きだよ。」
そして、次の瞬間、私は徹くんの腕の中に、閉じ込められ、そして唇を重ね合わせていた。