地下室のフィアンセ ~秘密を愛しすぎた獣~

ギイイイィィィィィィィィィィ……


「ふふっ、ふへへへ…」


部屋のドアが開いて、そこから見た目30過ぎくらいの髭をはやし疲れきった男が姿を現した。


卑劣で汚ならしい姿の男だ。


どう見ても自分を助けに来た者には思えなかった。


おそらくは彼が、女をここに閉じ込めた主なのだろう。
< 7 / 44 >

この作品をシェア

pagetop