幼馴染みと、恋とか愛とか
「新人さんだね」
ニヤついた顔で言われ、ゾクッと背筋が凍った。
相手にするまいと思ってはいたが、対処法も知らずに「はい」と言ってしまった。
「可愛いなぁ」
そう言われてますます背中がゾクゾクする。
お取引の紙は?と聞いても無視をされ、「胸が大きいね」と視線をそこに釘付けにされた。
「色っぽい体してるね」
そう言われて堪らず「お客様」と声を上げた。
隣にいた先輩行員が気づいて、さっと業務を替わってくれたんだ。
それからは毎日のようにターゲットにされた。
私が他のお客様の相手をしてると大声を出して邪魔をし、自分の番が来るといつまでも依頼書を出さずに長話をしてくる。
そして、「座ってお待ち下さい」と言うのに動かず、じっと私のことを眺め続けているんだ。
私はその人が怖くて仕方なかった。
口調は優しいのに何処か精神が壊れてるみたいなところがあって恐ろしい。
何も言わずに椅子に腰掛けてるだけでも怖くて、窓口業務を換わりたいと願った。
配属された頃の支店長は融通の効かない人で、「新人が我儘を言うもんじゃないよ」と諭された。
ニヤついた顔で言われ、ゾクッと背筋が凍った。
相手にするまいと思ってはいたが、対処法も知らずに「はい」と言ってしまった。
「可愛いなぁ」
そう言われてますます背中がゾクゾクする。
お取引の紙は?と聞いても無視をされ、「胸が大きいね」と視線をそこに釘付けにされた。
「色っぽい体してるね」
そう言われて堪らず「お客様」と声を上げた。
隣にいた先輩行員が気づいて、さっと業務を替わってくれたんだ。
それからは毎日のようにターゲットにされた。
私が他のお客様の相手をしてると大声を出して邪魔をし、自分の番が来るといつまでも依頼書を出さずに長話をしてくる。
そして、「座ってお待ち下さい」と言うのに動かず、じっと私のことを眺め続けているんだ。
私はその人が怖くて仕方なかった。
口調は優しいのに何処か精神が壊れてるみたいなところがあって恐ろしい。
何も言わずに椅子に腰掛けてるだけでも怖くて、窓口業務を換わりたいと願った。
配属された頃の支店長は融通の効かない人で、「新人が我儘を言うもんじゃないよ」と諭された。