幼馴染みと、恋とか愛とか
でも、この距離のままじゃさっきの続きは話せない。
彼に寄って行って、考え直して…と言わなきゃ駄目だ。
分かるんだけど、手足が動かない。
焦るばかりで、ぎゅっと指を折り曲げた。
「紫苑…」
声をかけたその時だ。
ポン…と肩を叩かれ、ビクッと背筋が伸び上がった。
振り返ると、そこには二度と会いたくない人が立ってて___
「やっぱり、三橋さんだ」
嬉々とする表情と声を聞くとゾッとした。
全身が急に震えだして、目も閉じれずに怯えるしかなくなった。
「どうしたの?病気?」
ニヤ…と笑う顔を見ると恐ろしくて、震えてるのか、首を横に振ってるのかも判断が出来ないくらいに混乱しだす。
「君が急に銀行を辞めてしまった時は寂しかったんだよ。会いに行っても会えないんだもん。詰まんなかった」
次々と囁く声を聞きたくない。
動けるものなら此処から立ち去って、走って逃げたいくらいなのに。
「どうしたの?震えてるよ」
相変わらず可愛いね…と微笑まれてしまい、私の恐怖はピークに達した。
彼に寄って行って、考え直して…と言わなきゃ駄目だ。
分かるんだけど、手足が動かない。
焦るばかりで、ぎゅっと指を折り曲げた。
「紫苑…」
声をかけたその時だ。
ポン…と肩を叩かれ、ビクッと背筋が伸び上がった。
振り返ると、そこには二度と会いたくない人が立ってて___
「やっぱり、三橋さんだ」
嬉々とする表情と声を聞くとゾッとした。
全身が急に震えだして、目も閉じれずに怯えるしかなくなった。
「どうしたの?病気?」
ニヤ…と笑う顔を見ると恐ろしくて、震えてるのか、首を横に振ってるのかも判断が出来ないくらいに混乱しだす。
「君が急に銀行を辞めてしまった時は寂しかったんだよ。会いに行っても会えないんだもん。詰まんなかった」
次々と囁く声を聞きたくない。
動けるものなら此処から立ち去って、走って逃げたいくらいなのに。
「どうしたの?震えてるよ」
相変わらず可愛いね…と微笑まれてしまい、私の恐怖はピークに達した。