幼馴染みと、恋とか愛とか
ごめん、紫苑。
謝らなければならないのに、私の口からは嗚咽しか出ない。
ぎゅっと手を握るとそれを目頭に当てるしかなくて。
怯える子供みたいに泣くことしか出来なくて。
(紫苑……ごめんなさい……)
心では思いきり彼に謝る。
だけど、届く筈もない。
私は紫苑を何度も拒否してきた。
度重なる言葉も冗談としか受け止めず、本気の様な言葉も全身を使って拒絶した。
(もう駄目。私は紫苑の側には居られない)
紫苑だけじゃない。
多分これから先、自分に近づいて来る男性は誰も彼も拒否しそう。
一番大事で落ち着くと思ってた人を拒否するくらいだから。
私にはもう二度と男性を受け入れる日なんて来ない___。
そう思うと切なくなって、ボロボロと膝の上に涙が落ちる。
子供みたいに泣くじゃくる私に声を掛ける人もいなくて、まるでこの世に自分しかいない様な錯覚に陥った____。
謝らなければならないのに、私の口からは嗚咽しか出ない。
ぎゅっと手を握るとそれを目頭に当てるしかなくて。
怯える子供みたいに泣くことしか出来なくて。
(紫苑……ごめんなさい……)
心では思いきり彼に謝る。
だけど、届く筈もない。
私は紫苑を何度も拒否してきた。
度重なる言葉も冗談としか受け止めず、本気の様な言葉も全身を使って拒絶した。
(もう駄目。私は紫苑の側には居られない)
紫苑だけじゃない。
多分これから先、自分に近づいて来る男性は誰も彼も拒否しそう。
一番大事で落ち着くと思ってた人を拒否するくらいだから。
私にはもう二度と男性を受け入れる日なんて来ない___。
そう思うと切なくなって、ボロボロと膝の上に涙が落ちる。
子供みたいに泣くじゃくる私に声を掛ける人もいなくて、まるでこの世に自分しかいない様な錯覚に陥った____。