幼馴染みと、恋とか愛とか
顔を見ながら訊き返される。
何処と言われても急過ぎて。
「何故?」
いつもどうしてこんな急に。
紫苑は何か焦ってるの?
「何故って当然だろ。俺は萌音の両親に、萌音と結婚するから一緒に住まわせて欲しいと言ったんだ。
言ったからには、約束を果たさないと駄目だろ。人気の高い式場には、早目に見学の予約を入れないといけねえし」
映し出してる画面は口コミで上位からのものだと言ってる。
チャペルや披露宴会場の写真も出せるとマウスをクリックして見せて、私はそんなものよりも紫苑の顔ばかりを見つめてた。
「紫苑…」
気が早い、と言いたくて呼んだのに、紫苑は振り向くと笑顔で。
それは子供の頃から何度か目にしてる様な顔つきで、得意そうで、どこか頼もしそうにも見えて__。
「なんで驚いた顔してるんだよ。萌音は俺と結婚する気はねえのか?」
ねえのかと言われても。
「萌音にする気はなくてもするからな」
…って、だからどうしてそんなに自分の思いばかりを通すの?
「俺、早く萌音に仕事を辞めさせたいんだ。専業主婦にして、この部屋に閉じ込めておきたい」
何処と言われても急過ぎて。
「何故?」
いつもどうしてこんな急に。
紫苑は何か焦ってるの?
「何故って当然だろ。俺は萌音の両親に、萌音と結婚するから一緒に住まわせて欲しいと言ったんだ。
言ったからには、約束を果たさないと駄目だろ。人気の高い式場には、早目に見学の予約を入れないといけねえし」
映し出してる画面は口コミで上位からのものだと言ってる。
チャペルや披露宴会場の写真も出せるとマウスをクリックして見せて、私はそんなものよりも紫苑の顔ばかりを見つめてた。
「紫苑…」
気が早い、と言いたくて呼んだのに、紫苑は振り向くと笑顔で。
それは子供の頃から何度か目にしてる様な顔つきで、得意そうで、どこか頼もしそうにも見えて__。
「なんで驚いた顔してるんだよ。萌音は俺と結婚する気はねえのか?」
ねえのかと言われても。
「萌音にする気はなくてもするからな」
…って、だからどうしてそんなに自分の思いばかりを通すの?
「俺、早く萌音に仕事を辞めさせたいんだ。専業主婦にして、この部屋に閉じ込めておきたい」