幼馴染みと、恋とか愛とか
同じ様に男子学生達も目を瞬きさせながら圧倒されていて、俺はただ一人、そのイケメンな相手のことを妙な感じで見つめながら、(これは一体どういうことなんだ?)と頭の中でクエスチョンマークを増やしていってた。


「本日はインターンシップ参加初日ということで、先ずは会社の概要から説明したいと思います」


スクリーンに映し出される映像を自らパソコン操作して語り始める。

それに寄ると、オフィスは起業されてからまだ年数も浅く、業績こそ伸びてはいるが、まだ発展段階である、ということだった。


「このオフィスの特徴は、勤める社員全員が精鋭揃いであるということです。各自が自分達の持っている資格や能力を駆使して働いております。ですから、学生さん達もインターン中にその仕事ぶりをご覧いただき、此処に入社すれば自分がどのような仕事が出来るのかを考えながら体験して頂ければいいかと思います」


ハキハキと滑舌よく喋る姿を見つめ、俺は、あの人に間違いないよな…と考えていた。


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