幼馴染みと、恋とか愛とか
金曜日の夜、柴原さんに案内されて向かったのは、オフィスから歩いて五分程度の距離にある雑居ビルだった。
そこは居酒屋や飲食店がテナントとして入ってて、今から行くのは三階にある会員制のバーだと教えられた。
「社長がそこがいいんじゃないかと仰ったの。バーだけど美味しい料理も出してくれるからって」
お値段は少々高めなんだけど社長が奢ってくれるそうだから…と話す柴原さんの言葉を聞き、どうして紫苑はそんな高級な店を借りきる指示を出したんだろうか…と疑問に思った。
(私はたかが中途採用者なのに、そんなお店でなくても良かったのに)
「はぁ…」
居酒屋とかでいいのにな…と思いながら、こっそり重い溜息を吐く。
店に着くと待っていた社員達に拍手で迎え入れられ、「こっちへどうぞ」と勧められるがままに、奥にあるテーブル席へと通された。
(なんとなく落ち着かない)
全員が揃うまでの間はかなり緊張していた。
ところが、紫苑が店に到着して料理が運ばれてくると、その緊張感も居心地の悪さも吹き飛んでしまい___
(なんと言うか、あり得ないでしょ)
そこは居酒屋や飲食店がテナントとして入ってて、今から行くのは三階にある会員制のバーだと教えられた。
「社長がそこがいいんじゃないかと仰ったの。バーだけど美味しい料理も出してくれるからって」
お値段は少々高めなんだけど社長が奢ってくれるそうだから…と話す柴原さんの言葉を聞き、どうして紫苑はそんな高級な店を借りきる指示を出したんだろうか…と疑問に思った。
(私はたかが中途採用者なのに、そんなお店でなくても良かったのに)
「はぁ…」
居酒屋とかでいいのにな…と思いながら、こっそり重い溜息を吐く。
店に着くと待っていた社員達に拍手で迎え入れられ、「こっちへどうぞ」と勧められるがままに、奥にあるテーブル席へと通された。
(なんとなく落ち着かない)
全員が揃うまでの間はかなり緊張していた。
ところが、紫苑が店に到着して料理が運ばれてくると、その緊張感も居心地の悪さも吹き飛んでしまい___
(なんと言うか、あり得ないでしょ)