キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「あー・・・あなたは?」

「わしか?子犬のバリーじゃ」

キネウムは少し考えました

これがバリー博士?

どう見てもただの犬・・・

それに蒼井さん思いっきし投げてたぞ

何がどうなっているんだ

ここはどこ?僕は・・・?

「君はいつから蒼井と居るんじゃ?」

キネウムははっとし

まるで彼女のお父さんに

結婚を許してもらいに行く

彼氏の様な気持ちになってしまいました

「あ、はい、昨日からです」

「昨日か・・・その前の事は?」

「さぁ・・・記憶が無いみたいで」

「やはりそうじゃったか・・・」

「まったく!奴らめ!」

「蒼井一人に貧乏くじ引かせおって」

キネウムはただただうなづき

バリー博士の小言を聞きました
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