キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「おい!ご神木の周りで何をしている!」

「このご神木の木の実は我々により」

「厳しく管理されているのだ!」

三匹の小さなリスが

茸の帽子をかぶり葉っぱのベストを着て

イーディスに向かい木の棒を突きつけます

イーディスは少し考えたあと

白蛙を抱き起こしこう言いました

「ここに病気のリスが倒れていたので」

「ご神木の力を借りていただけなんです」

「私は無実よ!!」

リス達は白蛙を見てびっくりしました

きっと今年に入って

一番びっくりしたに違いありません

いや、産まれて一番かもしれません

「わぁ・・・目が赤い・・・」

「ひゃ!皮膚がただれてがさがさに!」

「それより見ろよ・・・真っ白だ」

「きっと西の魔女の呪いだ」

「ご神木の力で治るだろうか・・・?」
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