キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
一匹のリスが

イーディスの着ている服を見て

はっと我に返りました

「あ!あなたはアリウム城の兵士さん!」

「これはこれは失礼しました!」

他のリス達も帽子をとり敬礼します

「すみませんでした!暗かったもので」

「またセパさんですか・・・」

「彼にも困ったものですね」

「我々も闇市に資金が流れる事は」

「良い事では無いもので・・・」

「お手数をかけました」

「ささっ、その病気のリスは私達が」

「引き取りますのでどうぞ先へ」

雰囲気に任せ

ずっと敬礼していたイーディスは

どうやらリス達の話が終わった様なので

ぴくっと我に返りました

「いやいや君達それは危険だ!!」
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