キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「は?どういう事ですか?」

イーディスは白蛙を抱きかかえると

リス達に良く見えるように持ち上げました

「この子はきっと感染症です!」

「君達もこの子の様になっちゃったら」

「大変ですとも!うんうん!」

「だから私が連れて行こうさ!」

「ふはははは!」

イーディスの勢いに押され

三匹の小さな警備隊は目をぱちぱちさせ

顔を見合わせる事しか出来ずにいました

「ふぅー・・・あぶねいぜい・・・」

「おい起きろ相棒」

「なんとか奴らはまいたぜ!へへっ!」

「・・・ねぇ、ねぇってば」

「もう大丈夫だよ?起きて」

「ちょっと・・・ほんとに・・・?」

イーディスはぴくりとも動かなくなった

白蛙を腕に抱き

初めて不安な気持ちになりました
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