キネウム王子とイーディス姫の溢れ出るパトス
「人魚はとても悲しみました」
「なぜなら人魚は人間が下劣で淫猥な」
「下等動物だと思っていたからです」
「発狂した人魚は産まれた子を殺そうと」
「魔法をかけようとしました」
「アリウムの王はそれを酷く悲しみ」
「近くにあった棒っ切れで」
「人魚の頭を打っ叩き」
「城の外へと追い出してしまいました」
「アリウムの王はその日から」
「王子が人間であるという事を隠し」
「王子を守る為、領地を広げ」
「王子の秘密を守る為」
「王子を領地から一歩も出さぬ様」
「護衛の兵士達に言い付けました」
「城から追い出された人魚は」
「脳に障害を抱え」
「記憶を保持する事が困難になりました」
「だが、人間を産み落としたという」
「記憶だけが鮮烈に焼き付き消えず」
「今では人間を見るだけで」
「破裂の魔法をかける始末」
「まさに人間界にとって」
「最大の危険因子なのだ」
「ふはははははー」
「なぜなら人魚は人間が下劣で淫猥な」
「下等動物だと思っていたからです」
「発狂した人魚は産まれた子を殺そうと」
「魔法をかけようとしました」
「アリウムの王はそれを酷く悲しみ」
「近くにあった棒っ切れで」
「人魚の頭を打っ叩き」
「城の外へと追い出してしまいました」
「アリウムの王はその日から」
「王子が人間であるという事を隠し」
「王子を守る為、領地を広げ」
「王子の秘密を守る為」
「王子を領地から一歩も出さぬ様」
「護衛の兵士達に言い付けました」
「城から追い出された人魚は」
「脳に障害を抱え」
「記憶を保持する事が困難になりました」
「だが、人間を産み落としたという」
「記憶だけが鮮烈に焼き付き消えず」
「今では人間を見るだけで」
「破裂の魔法をかける始末」
「まさに人間界にとって」
「最大の危険因子なのだ」
「ふはははははー」