溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
遥はいつもとあまり変わらないし、とりあえず仕事と住むところの心配がなくなって、精神的にかなり楽になった気がする。
結果的に遥が正しかったって認めるのは悔しいけどね。
「お前やる気ゼロだな」
「だって、一匹も釣れないんだもん。戦意喪失」
「じゃあ、俺と賭けをしようか?十匹釣ったら、お前にコーラを奢ってやる」
『コーラ』と聞いてちょっと目が覚めた。
昨日ピザ食べた時にすごく飲みたかったんだよね。
遥が麦茶かお水しか飲ませてくれなくてさあ。
「でも十匹なんて無理だよ」
「お前には特別なルアーをつけてやるよ」
ニヤリとして遥はルアーがたくさん入ったボックスの中から蝶みたいな羽根のついたルアーを取り出し、自分の釣り竿のルアーと交換する。
「その蝶みたいなので釣れるの?」
半信半疑私の目の前で、彼は不敵に笑う。
「まあ、見てろ」
結果的に遥が正しかったって認めるのは悔しいけどね。
「お前やる気ゼロだな」
「だって、一匹も釣れないんだもん。戦意喪失」
「じゃあ、俺と賭けをしようか?十匹釣ったら、お前にコーラを奢ってやる」
『コーラ』と聞いてちょっと目が覚めた。
昨日ピザ食べた時にすごく飲みたかったんだよね。
遥が麦茶かお水しか飲ませてくれなくてさあ。
「でも十匹なんて無理だよ」
「お前には特別なルアーをつけてやるよ」
ニヤリとして遥はルアーがたくさん入ったボックスの中から蝶みたいな羽根のついたルアーを取り出し、自分の釣り竿のルアーと交換する。
「その蝶みたいなので釣れるの?」
半信半疑私の目の前で、彼は不敵に笑う。
「まあ、見てろ」