溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
魚に触るの苦手なんだよね。
しかも、元気よく飛び跳ねている。
恐る恐る手を伸ばして魚を掴むと、当然だがその魚は手の中で暴れた。
ニュルッとしていて掴みにくい。
「針外すんだからじっとしてて」
慎重に針を左右に動かして、口から外してやる。
「あっ、私にも出来た!」
そう声を上げたら、パシャっとカメラの音がした。
「やれば出来るじゃん」
五メートル程離れた場所で遥がスマホを手にニコッと笑う。
大物を釣り上げたのか、彼の横に大きな魚が横たわっている。
針を外した魚を池に戻してやると、遥の元へ駆け寄った。
「すごく大きいね」
スマホで写真を取りながら、「こいつはちょっと手こずった」と遥がぼやく。
「私なら腕が持っていかれそう」
よくこんな重そうな魚をあんな細い竿で釣ったよね。
感心してしまう。
しかも、元気よく飛び跳ねている。
恐る恐る手を伸ばして魚を掴むと、当然だがその魚は手の中で暴れた。
ニュルッとしていて掴みにくい。
「針外すんだからじっとしてて」
慎重に針を左右に動かして、口から外してやる。
「あっ、私にも出来た!」
そう声を上げたら、パシャっとカメラの音がした。
「やれば出来るじゃん」
五メートル程離れた場所で遥がスマホを手にニコッと笑う。
大物を釣り上げたのか、彼の横に大きな魚が横たわっている。
針を外した魚を池に戻してやると、遥の元へ駆け寄った。
「すごく大きいね」
スマホで写真を取りながら、「こいつはちょっと手こずった」と遥がぼやく。
「私なら腕が持っていかれそう」
よくこんな重そうな魚をあんな細い竿で釣ったよね。
感心してしまう。