溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
「GWをゆっくり楽しみたいからな。ラブホにでも行くと思ったか?」

考えを読まれギクッ。

「そ、それは……」

言葉に詰まっていると、遥に笑われた。

「着替えを用意しろって予め言ってあったんだから察しろよ」

確かにそうだった。

でも、遥っていつもラブホ行ってそうなイメージなんだもん。

意識しすぎか……って待って!

温泉はいいけど部屋は別?

でも、和室に別々で泊まるって、それもなんだか不自然だ。

同じ部屋なら布団が二組並んでいて……。

わ〜、無理、無理!

「どうしよう〜!同じ部屋なんかダメ〜!」

思考をそのまま言葉にしてしまい、ハッとする。

あっ、遥に聞かれた〜⁉︎

マズイと思って口を噤んでいたら、横で運転してる彼が俺様口調で告げた。

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