キミのことが大好きだけど
“分からなくていいよ。”





もうすぐ、チャイムが鳴るから。




早くこの話を終わらせたかった。




この学校で、穂香のことを思い出したくなかった…




きっとね、穂香を知ったら、皆穂香の方に行っちゃうから…。




瞬も、両親も、皆、穂香の味方だから……




私がシャーペンをしまうと、また、河野くんは何か書いている。




「ん?」










─────────────────





























「起立。礼。」




ありがとうございましたー。とみんなが言い終わった直後。




私はすぐに教室を出た。








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