キミのことが大好きだけど
とにかく、誰にも見られないところまで何も考えずに走った。
「はぁ……っ、はぁ……。」
遠いから誰も使わない、階段の隅。
「はぁ…はぁ……。」
掃除されてるのかわからない床にズルズルと私は座り込む。
「…………っ。」
だんだん視界がぼやけてくる。
涙を流すのは久しぶりだなあ…。
最近、すごく嬉しかったり、すごく悲しかったりすることがない。
なのに………
なんで、今日名前を知ったばかりの人に、泣かされないとダメなんだろう。
「……こんなの……っ、初めて…っ…言われた……っ」
瞬はもちろん、両親ですら時々私と穂香を間違えるのに…
そんなこと、言われたことないのに……
「………っ、穂香……。私……っわかんないよ…。」
きっとひどい顔してるんだろうな。
休み時間が終わるチャイムが鳴ったけど、私は動かなかった。
「はぁ……っ、はぁ……。」
遠いから誰も使わない、階段の隅。
「はぁ…はぁ……。」
掃除されてるのかわからない床にズルズルと私は座り込む。
「…………っ。」
だんだん視界がぼやけてくる。
涙を流すのは久しぶりだなあ…。
最近、すごく嬉しかったり、すごく悲しかったりすることがない。
なのに………
なんで、今日名前を知ったばかりの人に、泣かされないとダメなんだろう。
「……こんなの……っ、初めて…っ…言われた……っ」
瞬はもちろん、両親ですら時々私と穂香を間違えるのに…
そんなこと、言われたことないのに……
「………っ、穂香……。私……っわかんないよ…。」
きっとひどい顔してるんだろうな。
休み時間が終わるチャイムが鳴ったけど、私は動かなかった。