キミのことが大好きだけど
このまま、帰ってしまおうか悩んだけど、




たぶん、心配するから、




次の時間の授業には出よう……。




「……はぁ。」




泣くと眠たくなってしまうのはなんでだろ。




気付けば目を閉じていた。









『はるは私の自慢の双子っ!!』









いつか穂香に言われた言葉を思い出す。




穂香は1度も私をバカにすることなんてなかった。




両親が私を「ダメな子」なんて言っても、穂香は




「私は、はるが双子だから今幸せだーって思えるの!」




なんていつも言ってくれた。




穂香の言葉に沢山救われたのに─────




ああ、きっと、瞬は穂香のそーゆー所に惹かれたんだ。




そんなことを考えながら、私の意識はだんだん遠のいていった。









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