キミのことが大好きだけど





すごく懐かしい夢を見ていたけど、不思議と何も思い出せない。




あれから丸々1時間寝てたようで、教室に行ったのは昼休み。




私が教室に行くと、莉子がいきなり飛びついてきたからびっくりした。




「はるーー!何も言わずにどこで何してたのー!?」




涙目になりながら怒る莉子に私は「ごめんね。」とだけ返した。




あまり時間もなかったからお昼は結局食べなかった。




授業が始まる前、「有本さん」




河野くんに話しかけられ「ん?」と答えると、




「俺変なこと書いてたら、ごめん…」




しゅんとしながら言う河野くんがおかしくてつい笑ってしまった。
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