キミのことが大好きだけど
「あ、彼氏…?俺、悪いことしたかも…!」




私と同じくらい焦ってる河野くんに、





「か、彼氏じゃないから、大丈夫!」




とだけ否定する。




瞬は家に入ることもなくただ、私たちを見ている…




どんな表情なのかはわからない。




「じゃあ、ここで大丈夫?」




「うん。河野くん、ありがとう。」




いつまでもここにいさせるのは悪いから




「じゃあまた明日ね!有本さん」




「うん。また明日。」




ばいばい、と言って河野くんは背を向けた。




< 35 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop