モテ期到来!?!憧れ上司とイジワル同期に迫られてます
「ははっ、照れた顔も可愛らしいですね。」

「褒められれば、照れますよ。」

「一緒に食事が出来て嬉しいです。」

「でも奢るんですよ。」

「これぐらい大丈夫ですよ。」


お互いに見つめ合って口元を弛めた。


「失礼ですが、斉藤さんはおいくつですか?」

「若くはありませんよ。26です。」

「若いですよ。」

「そんな事はないです。もっと若い綺麗な子が受付嬢や秘書、他の部署にも沢山いますから。」

「いや、若いですよ。」

「ふふっ、ありがとうございます。」


そんなに褒めて貰えると嬉しい。

若い後輩が入ってくるようになり、周りから若いなんて言われなくなったから。

2人でランチを食べながら話をした。


「高井戸専務はおモテになるでしょう?」

「そうでもないです。斉藤さんこそ、モテるでしょう?」

「全然です。モテた記憶はありません。」

「そうですか?高嶺の花って奴ですね、きっと。」

「ふふっ、本当に褒めるのがお上手ですね。」


本当に褒め上手だ。
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