最後の夏、君の太陽に。
「ほんと数学苦手だよねえ」
「……何言ってるのか分からないもん。数字変えられると分からないし」
莉央ちゃんは特に塾に通ったりしているわけではないのだが、どうしてそんなにもできるのだろうか?
頭の違いなのか、努力の違いなのか。
そんなことは置いておいて、俺は、彼女に教えてもらっている時間がとても楽しかった。
彼女に言われたら、なんだか頑張ろうと思えたし、続けることができた。
「よし、じゃあ今日はこれくらいにしようか」
莉央ちゃんが言うころには、時計は20時を指していた。
今日は遅くなると母にも伝えてある(どうせ家にはまだ帰ってきてないだろうが)から、夕飯を食べようと彼女を誘った。
「なににしようか」
「うーん。あ、でも安い方がいいから、サイゼとかにしない?」
「いいね」
俺の提案に、彼女は乗った。
そういうわけで、俺たちは駅前のサイゼに向かったのだった。
「……何言ってるのか分からないもん。数字変えられると分からないし」
莉央ちゃんは特に塾に通ったりしているわけではないのだが、どうしてそんなにもできるのだろうか?
頭の違いなのか、努力の違いなのか。
そんなことは置いておいて、俺は、彼女に教えてもらっている時間がとても楽しかった。
彼女に言われたら、なんだか頑張ろうと思えたし、続けることができた。
「よし、じゃあ今日はこれくらいにしようか」
莉央ちゃんが言うころには、時計は20時を指していた。
今日は遅くなると母にも伝えてある(どうせ家にはまだ帰ってきてないだろうが)から、夕飯を食べようと彼女を誘った。
「なににしようか」
「うーん。あ、でも安い方がいいから、サイゼとかにしない?」
「いいね」
俺の提案に、彼女は乗った。
そういうわけで、俺たちは駅前のサイゼに向かったのだった。