最後の夏、君の太陽に。
夕食どきを過ぎ、お客さんもまばらになってくる時間だったから、割と早く料理が運ばれてきた。
「「いただきます」」
カルボナーラをフォークで巻き取り、口に運ぶ。クリーミーなソースと、上にかかったチーズの風味が広がった。
これが300円で食べられるなんて、驚異的な安さだよなと思う。
向かいでは、莉央ちゃんがミラノ風ドリアをスプーンで頬張っていた。
見ているだけで食べたくなってくる。
よし、次来た時はミラノ風ドリアにしよう。
ものの10分で2人とも料理を食べ終わった。
ふう、と一息つく俺たちの前には、綺麗に平らげられた3つの皿が並ぶ。
「出ようか」
「うん」
伝票を持ってレジへと向かう。料金は2人合わせても千円ほどだ。
店員さんに伝票を渡し、財布を取り出すと、
「悪いよ、私も出すよ」
と莉央ちゃんが言った。
千円程度のことだし、何より勉強を教えてもらったのだから、
「いいよ、俺が払うから。これは、お礼だよ」
「……じゃあ、ご馳走様でした」
「「いただきます」」
カルボナーラをフォークで巻き取り、口に運ぶ。クリーミーなソースと、上にかかったチーズの風味が広がった。
これが300円で食べられるなんて、驚異的な安さだよなと思う。
向かいでは、莉央ちゃんがミラノ風ドリアをスプーンで頬張っていた。
見ているだけで食べたくなってくる。
よし、次来た時はミラノ風ドリアにしよう。
ものの10分で2人とも料理を食べ終わった。
ふう、と一息つく俺たちの前には、綺麗に平らげられた3つの皿が並ぶ。
「出ようか」
「うん」
伝票を持ってレジへと向かう。料金は2人合わせても千円ほどだ。
店員さんに伝票を渡し、財布を取り出すと、
「悪いよ、私も出すよ」
と莉央ちゃんが言った。
千円程度のことだし、何より勉強を教えてもらったのだから、
「いいよ、俺が払うから。これは、お礼だよ」
「……じゃあ、ご馳走様でした」