その瞳は、嘘をつけない。
「実加ちゃん、ちょっと裏来れる?」
夕方。ピークを過ぎて学生さんが出勤してきてカウンターに入ってくれた時に、映見ちゃんに呼ばれバッグルームへ。
「聞こうかどうしようか迷ってたんだけど…最近、実加ちゃん元気ないし。
一之瀬さんと別れちゃったの?」
「えっ…」
確かに、会ってない。
連絡も来ない。
まだ続いてるって思ってるのは私だけで、自然消滅っていう状況なのかな。
返事をできずにいる私に、映見ちゃんが続ける。
「昨日、警察の人と食事に行ったの。
そしたら、先輩がお見合いした、みたいなこと言ってたの。
その人、そこまで言ってから私と実加ちゃんが繋がってること思い出したみたいで急に話題変えちゃって。
聞き出そうとしたんだけど無理だった。
口止めされてるからって…。」
………何て?
夕方。ピークを過ぎて学生さんが出勤してきてカウンターに入ってくれた時に、映見ちゃんに呼ばれバッグルームへ。
「聞こうかどうしようか迷ってたんだけど…最近、実加ちゃん元気ないし。
一之瀬さんと別れちゃったの?」
「えっ…」
確かに、会ってない。
連絡も来ない。
まだ続いてるって思ってるのは私だけで、自然消滅っていう状況なのかな。
返事をできずにいる私に、映見ちゃんが続ける。
「昨日、警察の人と食事に行ったの。
そしたら、先輩がお見合いした、みたいなこと言ってたの。
その人、そこまで言ってから私と実加ちゃんが繋がってること思い出したみたいで急に話題変えちゃって。
聞き出そうとしたんだけど無理だった。
口止めされてるからって…。」
………何て?