その瞳は、嘘をつけない。

次の日、眠かったけど秀くんと一緒に起きて、秀くんがシャワーを浴びてる間にコーヒーを入れた。
一旦家に戻って着替えたいというので、朝食は用意していない。

いつもは秀くんも早起きだけど、今日は時間ぎりぎりまで2人でベッドで…。
久しぶりの情事と、優しい秀くんに蕩かされた身体にはだるさが残っていたが、私も意を決して起き上がったのだ。

「あぁ、コーヒー。助かるよ。」

バスタオルで頭を拭きながら、秀くんが洗面所から出てきた。
下着を身に着けているだけ。
上半身は裸。
引き締まった腹筋に、思わず目が釘付けになる。
明るいところで、しっかり見たのは初めてかもしれない。

私の視線に気づいた秀くんが一言。
「お前も一緒に鍛えるか？」

…イエスなんていったら、鬼コーチになりそう。