もう一度、愛してくれないか
゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*:.。. .。.:*・゜゚
ホテルでは、鉄板焼のレストランの個室で、専用のシェフが神戸牛や鮑をフランベしてくれた。
目の前で上がった炎に、紗香が無邪気な歓声を上げる。
コースの料理が落ち着いたところで「デザートの際はお申しつけください」と言って、シェフが座を外す。
おれは用意していたリボンのついた箱を、紗香に差し出した。
「……紗香、今年は誕生日のプレゼントを渡せなかったから兼用になるけど、その代わり、すんげぇ奮発したからな」
「わぁ……開けていい?」
紗香が上目遣いで訊く。
ホテルでは、鉄板焼のレストランの個室で、専用のシェフが神戸牛や鮑をフランベしてくれた。
目の前で上がった炎に、紗香が無邪気な歓声を上げる。
コースの料理が落ち着いたところで「デザートの際はお申しつけください」と言って、シェフが座を外す。
おれは用意していたリボンのついた箱を、紗香に差し出した。
「……紗香、今年は誕生日のプレゼントを渡せなかったから兼用になるけど、その代わり、すんげぇ奮発したからな」
「わぁ……開けていい?」
紗香が上目遣いで訊く。