もう一度、愛してくれないか

淡いパープルのレースのブラが、小柄な身体には似つかわしくない豊かな胸を押し上げている。

おれの子どもを一人産んだのだ。若い頃と比べて少しふっくらした。

だが、むしろ、今くらいの方がすっごく抱き心地がいい。ますます好みだ。

背中のホックを外して、押し込まれて窮屈になってる膨らみを解放してやる。

途端に、ぽろりと(こぼ)れた乳房の片方を、大きなおれの左手で包み込んだ。以前よりも少し柔らかくはなっても、まだまだ肌にはハリがある。

そして、もう片方には口で含み、わざといやらしく音を立てて先端をしゃぶってやる。

「……ぅん……やぁ……っ」

彼女の腰がびくびくっと震える。

空いたおれの右手は、ゆっくりとその腰を伝って、ブラと揃いのショーツまで這わせ、その中へ入っていく。

先刻(さっき)までひんやりとしていた彼女のカラダが、急に熱を帯びてきた。

さらに分け入った先に、指を滑らせると、すでにしっとりと濡れている。


……そこで、ハッと気づいた。

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