もう一度、愛してくれないか

豊かで柔らかな髪を、そっと撫でる。

……なぁ、いつの間に、おれから心が離れた?

ゆっくりと、顔を近づけ、頬にキスをする。

……だからって、歳下のホスト(推定)なんかに、引っかかるなよ。

また、ゆっくりと顔を近づけて、今度はくちびるを重ねる。

……なのに、なぜ昨日、おれに抱かれた?

彼女はいったん眠りについたら、子どものように朝まで起きない。だから、また、彼女のくちびるに自分のくちびるを重ねる。


……まさか、あれが「最後」のつもりだったのか?

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