空色バス

声の持ち主の顔はなんと私の片思いの人でした。


いきなり心臓の脈拍が高くなった。


「やっぱり君のだったんだね。朝バスの中で落としたの見たから。」


「そうだったんですか。本当にありがとうございます。」


「いえ。」



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