空色バス

「あのよかったらその本貸してもらっていい?」


「え…?あっはい。どうぞ。」


「ありがとう。君、名前は?」


「楓。桃山楓です。」


「楓ちゃん?俺は桜田心太(サクラダシンタ)よろしくね?」


「あっはい。」


「なんで敬語なの?楓ちゃん1年生でしょ?俺とタメだよ?」


え…?嘘?全然見えなかった。
1コ上か2コ上ばかりだと…。
彼はすごく大人っぽい。



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