空色バス
彼はそう言って私と別れた。


今日、夢ではないかと思うくらい突然な出来事だった。


最悪な日だって思っていた1日だったけど、ほんの数分の出来事でこんなにも幸せになれた。


落としたはずのキーホルダーを自分の好きな人に拾われて、本を貸して、名前教えて、名前知って…。



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