空色バス

「ほんと?じゃぁ借りるね。」


「うん。」


私は彼にまた本を貸した。


『次は白野高等学校前。白野高等学校前です。』


もうそんな時間?
早いよ…。


なんて思いながら、次止まるを知らせるボタンに手を触れ、押した。



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