恋だの愛だの、そんなものは必要ない。
ただ生きるために、復讐するためにカラダを売ってきた夏希。
そんな彼女は、クロに会った。
二人はお互いに大きな傷を抱えていた。
それは簡単に消えるものではなくて、ずっと背負って生きてきた。
いや、逃げてきたのかもしれない。
“向き合う事”が怖かったんだ。
弱さを隠して必死に強がって。
だけどいつだって救ってくれたのはあなたでした。
人間は弱い。脆くて儚いよ。
だけど、二人一緒なら、大丈夫だってそう思えたんだ――
もがき苦しんでたどり着いた場所。
彼女達の歩んだ道をぜひ辿ってみて下さい。
愛、生が強く深く描かれていて、本当に共感します。
強く胸に刻まれる作品、ぜひ一読を。